MIDI音源とは。パソコンや鍵盤を接続して鳴らせる、電子楽器です。
シンセサイザーやキーボードも、広義ではMIDI音源と思います。
だいたい、微妙に大きくて、お値段がお高い(数万円~)
半年前、ArduinoとVS1003ボードを接続して、
プログラム制御でMIDI音源に仕立てたことがありましたが。
300円のMIDI再生ボードを、鍵盤から弾いてみた(VS1003、Arduino nano) | (ameblo.jp)
あの時は一から手探りの工作で大変でした。
そして今回。プログラムもマイコン制御も不要、
「電源端子をハンダ付けするだけで動く、超小型のMIDI音源がある」とのことで、
購入してみました。
スイッチサイエンスで販売中、「MIDI野郎」。税込3500円。安い。
https://www.switch-science.com/catalog/5914/
3×4.5cmの基板1枚、切手4枚ほどの極小サイズに、
これにGM規格100種以上の音色が搭載されている、とのこと。
音源チップはフランスdream社 SAM2695。聞いたことがない。ネットの情報もVS1003より少なめ。
組み立て方。
といっても、USBの電源端子をハンダ付けするだけ。
基板表面のハンダ付けをするのは初めてです。
金属部に溶けたハンダを垂らしておいて、コテ先で押さえるとなんとか付きました。
接続はこんな感じ。
電源は、スマホ用のMicroUSB型ACアダプタ(1A)で動きました。
MIDI入力の接続は、付属の変換ケーブルを間に挟みます。
音声出力端子は、ミニプラグのイヤホンを直結すれば聞こえます。ただ音量が大きめなのと、
ボード本体にボリュームがないため、音量調整できるアンプやスピーカーへの接続が望ましいかと。
手元のMIDIキーボード SK1XGをMIDIケーブルで接続すると、すぐに音色No.1のピアノが鳴りました。
「MIDI野郎」でどんな音色が鳴るのか、サンプル動画を作ることにしました。
パソコンに接続し、慣れないMIDIシーケンサソフトで、ポチポチと入力していきます。
自分はピアノが弾けず(右手練習中の身)、音感もないので、フリーの楽譜を参考にさせて頂きました。
主よ人の望みの喜びよ ピアノ バッハ BWV.147 コラール - YouTube
伴奏はコード表記を元に適当に並べました。
うーん、常に行き当たりばったりだ・・・。
出来た動画がこちら。
「MIDI野郎」の音について。主観ですが、
・予想より良かった。価格を考えるとかなりコスパがいい。
・リバーブ、コーラスがよく効く。
・ローランドのGS音源とまったく同じにはならないが、GM互換音源としてならば十分使えそう。
小さくて場所を取らないし、USB電源で使えるので、MIDI入出力のテスト音源に便利そうです。
工作で組み込むのも面白そう。
使い道をいろいろ考えてみようと思います。
おしまい。