=最初に=
こちらのブログでは、出生前診断にあたり命の選択、中期中絶等の表現がございます。
不快に思われる方は閲覧はお控えくださいますよう、お願いいたします。
羊水検査から結果が出るまで2週間。
結果は1週間で分かる簡易的なものもあるけれど、うちの場合は事情が事情なので2週間で詳しい結果を出したほうがいいとのことで、2週間待つことに。
もし陽性だった場合は、中期中絶できる週数まで迫っているため、決断が求められる。
夫も私も、もしかしたら羊水検査が陰性なのではないか、と楽観的
だって、もし陽性だったら諦めると覚悟を決めていたし、こんなに仲の悪い私たちでも、そこに関してだけは、珍しく意見が一致していた。
そしていよいよ羊水検査を受けた病院へ
車では2時間ほどかかるところなので、病院へ行くときはいつも夫の運転で
以前の記事にも書いたけれど、結婚してから今までずっと家族のことなんて見向きもしなかった&家事育児も一切協力したことのない夫が、今回の件をきっかけに、幸か不幸か色々なことに協力的!
それなのに、いざ結果を聞きに行く当日になって、調子の悪そうな夫
そう、うちの夫ってこんなときに限って体調を崩してしまうのです
どんだけ体弱いねん
今までの私だったらそう思ってたかもしれないけれど、さすがにここ数ヶ月、結婚して一度もしてこなかった「家族のことを考える」ことをがらにもなくしたものだから、相当疲れたのかもしれない。
それでも、夫はゲホゲホ咳をしながら、途中で休憩を入れながら病院へ到着
本当に具合が悪そうなので、総合病院なので内科を受診するように勧める
病弱なので病院大好きな夫は喜んで受診
ていうか、誰のために病院来てんねん…
不安な私の心の支えになる訳でもなく、ここでもまた自分中心の
「具合悪い…」
だんだんイラついてきた&子供にうつると困るので離れて座る。
何度も言わせていただきます。
「誰のために病院来てんねん」
愚痴はさておき、夫が先に内科を受診するため、私の婦人科の時間をずらすことに。
結果は夫婦揃って聞かなくてはいけないしね
そして受診を終えた夫は
「インフルエンザだった~」と嬉しそう←夫がね。
ていうか、こんなときにインフルエンザかよ
だいたい毎年かかってるよね
もう可哀想とも思えない。
こんな大事なときに。
なんて私って心狭いかしら
そして、いよいよ婦人科へ移動し、先生待ち。
しばらく待っていたら、NIPTで陽性が出てからずっと診ていただいている先生がおみえになった。
当然だけど、神妙な面持ち
「ああ、ダメだったんだなぁ」と内心感じた。
先生「実は、非常に判断が難しいと思うのですが、先日の結果からRさんのお子さんはモザイク型でした」
当然モザイク型が何かも重々調査済の私。
しいて言えば21トリソミーの中でも一番障害が現れにくい(らしい)。
大げさに言うと、見た目も中身も正常でたまたま大人になってした血液検査でモザイクが発覚する人もいるくらい。それくらい分かりにくい障害パターンもあるそう。
私が見た21トリソミーのママたちのブログでも「せめてモザイクであってほしかった」と、モザイク型は21トリソミーの中でも別格な感じだった。
先生「羊水の一部を採取してのモザイクなので、薄い部分と濃い部分があるはずで、産まれてみないと障害の度合いも、どこに障害がでるかも分からないのが、正直なところです。」
なんて言うか、やはり先生なだけあって、多くの子供たちを診ているだけあって、以前に先生が、「僕はね、ダウン症は病気ではなくて、個性だと思っています。子供たちに色々な個性があるように、ダウン症も一種の個性です。」とおっしゃっていたことがあって。
だから、きっと堕ろしてほしくないのだろうなぁ、いい先生だなぁ、と思った。
先生「モザイク型なので、障害が出る可能性は21トリソミーの子よりも格段に低いです。」
また期待させるようなこと言うわ~
中期中絶を受けるとしても、地元の病院で受ける予定のため、ここの病院では結果を持って最後。
先生にお世話になったお礼を言い、夫と話し合うべく、病院をあとにした。