飛び込みで突然訪問するのだから話を聞いてくれなかったり、

即決してくれなかったりすることはあたりまえのこと。




今日も朝から飛び込みを続けるが契約までなかなか至らない。
そんなことはよくあることだが、今日はなんだか反応が悪い。





時間ばかりが過ぎていく。





やがて日は暮れ、商店は閉店準備を始め、
夜のお店は開店準備で慌しくなる。





焦る!早く契約をとらないと!




必死にまわるが、それでもなかなか取れない。
だんだん集中力が切れてくる。しかも寒い!

とうとう足が止まってしまった。




ふと街を見渡すと仕事を終えたサラリーマンたちが
どこの店に入ろうかと楽しそうに歩いている。




そんな光景を見てしまうと心が折れてくる。




こんな時間に訪問しても聞いてくれないんじゃないか?


なんでもっと早い時間にとれなかったんだろう?


こんな時間になにやってるんだろう


数字が取れてれば今日はもう帰れるのになぁ


他の営業マンならもっと早くにとれてるんだろうなぁ


こんなにまわってぜんぜん契約取れないなんて

やっぱり営業向いてないんだろうなぁ





こんなことが頭の中で繰り返される。




そして



気持ちが下がってしまったらもう取れない。
今日は切り上げて明日がんばろう。



と思った。




しかし、会社に戻ろうとするがなぜか後ろ髪を引かれる。




ここだな!自分の弱いところは!
自分の限界点が低すぎる!



ダメかなと思ってからのあとひとふん張りが足りない!

この状況で気持ちを切り替えるということをやってない!




そう思ったらとても帰る気にはなれず、

自分の限界を超えるために再びまわり始めた。





一歩踏み出すと意外な出来事が起こるものである。



つづく

メラビアンの法則というのを以前教えてもらったことがある。



人の印象を決定付ける要素として



見た目(表情や姿勢など)が55%
声の大きさやトーンが38%
話の内容が7%



ということである。



最初の10秒~20秒で印象が決まってしまう。
だから最初の印象にものすごく気を使うようになった。




実際いまどんな感じなのか練習してみることにした。





まず、笑顔。


やっぱり爽やかな笑顔がいいと思うけど、
自分の笑顔ってどんなものなのかわからない。



とりあえず、鏡の前で笑顔を作ってみたが、




気持ち悪い…




なんか不自然。



どうやったら自然な感じになるのかといろいろ試してみたが
ポイントは「目」だなと思った。目が笑ってないと笑顔にならない。




次に声。


先日、ブログにコメントしてくれた方に腹式呼吸がいいとアドバイスをいただいた。
腹式呼吸はやったことがないので、とりあえず腹から声を出すようにしてみた。



腹から声を出すと少し太い声になって、落ち着いた感じになる。
これでゆっくりしゃべれば堂々と聞こえる。



ただ、私はビビリなんでちょっと焦ると声が小さくなったり早口になってしまうんで、どんな状況でも常に落ち着いてしゃべれるように意識していないといけないなと思った。




そして姿勢や動作。


背筋を伸ばしてまっすぐ立ち、きびきびと動く。
おじぎするときは相手の目を見て立ち止まってしっかりおじぎする。

よく思い出してみると歩きながらとかドアを開けながらとか適当にやってしまっていることがある。





社会人1年目の研修でやったような基本中の基本だが、
いつのまにか忘れてしまっている気がした。




だれかに強制されたわけでもないけど
できてないんだからやるしかない。




もう一回初心に帰って一からやりなおし!



無意識にできるようになるまで徹底的にやります!

日々の営業活動で気づくことがたくさんある。



回りはじめて何日か経つとだんだん慣れてくる。



初めの頃、訪問件数が増えなかったり、
お店を選んで訪問してしまったりしていたが、
今ではそんなことはない。





何を今まで考え込んでいたんだろうと不思議に思う。





先の見えないものに対する恐怖っていうのは、
どのように対処したらいいのか、という
その対処法を知らないというだけのことで、
知ってしまえば怖くなくなる。






私の場合、あれこれ考えて動けないことが多い。
考えれば考えるほどその恐怖は大きくなってしまうのだ。




対処法を知らなくても、なんとか対処できるのである。

恥をかくかもしれないし、嫌な思いをするかもしれない。
その対処法がベストではないかもしれないけれども
なんとかその場を乗り切ることはできるのである。








私は特に対人関係において恐怖を感じていた。



人は私に対して冷たい態度をとるもの
人は私の行動をバカにするもの
人は私に対してだましてやろうと考えている
人は私の考えなど受け入れない
人は私に対して協力などしてくれるはずがない




こんな風に思っていた。


かなりひねくれている。


こんなことばかりをずっと思っていたので
対人関係に対する恐怖はかなり大きくなってしまった。





これはたぶん幼い頃の出来事がトラウマになっていると思うのだが、
どんな人に対しても萎縮して、いつも怯えながら接してきた。





いつも人の顔色を伺い、当たり障りのない会話で
自分を出さないようにすることで、
平穏無事にその場が収まることだけを考えていた。





当然、強く自己主張などしたこともないし、
感情もあまり表に出さない。
自分から何かを発信することも少なかった。





でも、ひとりぼっちになる勇気もないので
なんとなく会話をあわせてどこかの集団に混ざっていた。





とにかく人と接することが苦痛で
ホントは一人でいることのほうが気が楽だった。





だから人に対しての対処法を知らない。





何か困ったことがあってもどうやって相談したらいいのかわからないし、
どうやって助けを求めるのかもわからない。





自分の考えをわかってもらうにはどうしたらいいかもわからないし、
どうやってホンネで話すのかもわからない。





他人にどう思われているかばかり考えて、
自分で考えて行動しないので自信もない。





これが私。





いままで接してきた人の中には本気で私の為を思って助言してくれたり、
本気で私に相談してきた人もたくさんいたと思う。





でも、どうやって接していいのかわからないので表面上でしか受け入れてなかった。
申し訳ないと思うし、人生の半分以上損していると思った。





今まで生きてきた中で、あとほんの少し勇気があれば
もっと人との接し方は違っていただろう。




人と接することなく生きていくことは不可能だ。




これからの人生をもっと楽しく、自分らしく生きていくために
人と接することへの恐怖をなくしたい。




そのためにはたくさんの人と接して、
人に対する対処法を学んでいくしかない。








だから営業の仕事を選んだ。






営業でたくさんの人と会うと、
そんなに冷たい人ばかりでないし、
バカにされることもない。




本当にちょっとずつではあるけれど
人に対する考え方は変わってきている。



「根拠のない自信を持て」



とよく言うが、



どういうことだろうといつも思っていた。



でも、もしかすると



成功か失敗かは別として、

どんなことでも何とか対処できるから大丈夫!



という自信のことなのかな  と思った。




これからの人生を自分らしく楽しく生きていくために

明日からもがんばる!