パラリンピックを目指す選手を一体的に支援・育成するため、
香川県などは10日、「障害者スポーツ協会」を設立。
県庁で総会を開き、世界のひのき舞台で活躍できる選手をサポートし、
障害者の自立と社会参加促進を図っていくことなどを申し合わせた。
県内の障害者スポーツはこれまで、
競技力の向上を選手の家族や競技関係者、教員らの指導に頼っていた。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まり、
障害者スポーツへの関心が高まる中、
県は世界で戦える人材を育てるためには、組織的な支援体制の構築が必要と判断。
県障害者スポーツ指導者協議会など、各種団体とともに協会を設立した。
協会は事務局をかがわ総合リハビリテーション事業団(高松市田村町)に置き、
大会開催や選手派遣業務などを一括して担当する。
本年度は、9月に丸亀市で開かれる県障害者スポーツ大会の実行委事務局業務を行うほか、
人材発掘や指導者の養成などに取り組む。
総会には約20人が出席。
浜田知事が「県出身選手の活躍が子どもたちに夢と希望を与え、
県民の障害への理解を深めることになる」とあいさつ。
会長に木村大三郎ネッツトヨタ高松会長を選んだ。