7月に入ってガソリン価格が急騰し、
県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は1
リットル当たり168円40銭(14日現在)と170円目前に迫っている。
2008年9月以来、5年10カ月ぶりの高値水準。
既に170円を超えたガソリンスタンド(GS)も目立ち始めた。
マイカー利用者には消費税増税に続く負担増となり、
企業にとっても燃料費が重いコストとなってのしかかっている。
石油情報センター(東京)によると、
香川県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は昨夏に大幅に上がった後、
160円前後で推移。
しかし、今年4月に消費税増税で
4円以上高くなった。
さらに、6月上旬からは再び上がり始め、
7月7日時点にはイラク情勢の緊迫で前週から
一気に4円近く急騰して165円を突破。
同14日現在も7週連続の値上がりで170円が目前となっている。
全国の
平均小売価格は169円90銭(14日現在)。
県内の過去最高値は08年8月の184円60銭。
同センターは「価格がさらに高騰する可能性は低いが、高値水準は続くだろう」とみる。
高松市内のGSは「消費税が上がり、高速道路料金も高くなった。
本格的な夏の行楽シーズンに入っただけに、
ガソリンが高値のままだと遠出を控える動きにつながるのでは」と危惧する。