ワールドカップ(W杯)・ブラジル大会の準決勝が
日本時間9日に行われ、
ドイツがブラジルを5-0とリードし、前半を終えた。
23分にはミロスラフ・クローゼが
W杯通算最多ゴールとなる
16得点目を決めた。
2002年の日韓大会決勝以来、
W杯ではこれが2回目の対戦となった両チーム。
序盤はネイマール、チアゴ・シウバという攻守の要を欠いた
ブラジルが積極的に攻撃を仕掛ける。
3分にはこぼれ球を拾ったマルセロがこの試合初シュートを放つ。
しかし、徐々にドイツが激しいプレッシャーからボールを奪い、
カウンターからチャンスをつかんでいく。
すると11分、均衡が破れる。
トニ・クロースの右CKをミュラーが右足で合わせ先制。
ドイツはトーマス・ミュラーの今大会5得点目で
ブラジルから1-0とリードを奪った。
これでペースを握ったドイツは、その後も怒涛のゴールラッシュを見せる。
23分、ミュラーからのパスを受けたクローゼが
自らのシュートのこぼれ球を押し込み2-0。
さらに25分、26分と立て続けにクロースがネットを揺らすと、
29分にもサミ・ケディラが追加点を決める。
ブラジルはセンターバックのチアゴ・シウバの欠場が響き守備が崩壊。
ドイツの攻撃に対処できず、
前半29分までに0-5と絶望的な点差をつけられた。
5点のリードを奪ったドイツは、ここから余裕の試合運びを見せる。
ブラジルの反撃をシャットアウトし、
機を見てカウンターからチャンスをつかんでいく。
結局、前半はドイツの一方的な展開で終了した。