◇W杯1次リーグE組
フランス5―2スイス(2014年6月20日 サルバドル)
サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会
第9日は20日、1次リーグ第2戦が行われ、
E組でフランス(FIFAランク17位)がスイス(同6位)と対戦。
5―2で圧勝し、
準優勝だった06年ドイツ大会以来の決勝トーナメント進出に大きく前進した。
ともに初戦勝利、ランク上位との試合に
デシャン監督は「厳しい試合になるが、とにかくベストを尽くす」とコメントしていたが、
序盤から攻勢をかける。
前半17分、この試合初めてのCKにジルー(アーセナル)が頭で合わせ先制。
直後に相手のパスをカットしたベンゼマ(Rマドリード)からマテュイディへスルー。
パリSGで活躍する背番14が左足で決め、あっという間に2点を挙げた。
前半32分にはベンゼマが倒されPK。
これは相手GKベナリオの好セーブに阻まれたが、勢いは止まらない。
同40分、カウンターからジルーが左サイドのスペースに入りクロス。
ファーサイドでバルビュエナ(マルセイユ)が合わせリードを3点に広げた。
後半後もフランスがペースを握る。
22分、ジルーに代わったポグバ(ユベントス)からのパスをゴール前で受けた
ベンゼマが右足ダイレクトで叩き込み、2試合連発(3得点目)。
背番10は6分後にはアシストだ。
右サイドへ流し、シッソコ(ニューカッスル)がネットを揺らす。
5―0と試合を決定的に。
その後、ジェマイリのFKなどでスイスに2点返されたが、
そのまま逃げ切り2連勝を飾った。
10年南アフリカ大会では首脳陣と対立。
選手が練習をボイコットする事態にまで発展し、
1勝もできず1次リーグ敗退となったフランスだが、
ブラジルで悪夢を繰り返すことはなさそうだ。