明治神宮野球大会・高校の部準決勝
日本文理10―3今治西 (11月19日 神宮)
3度目の出場で前日に新潟県勢初勝利を挙げた日本文理が、
7回コールドで決勝進出を果たした。
大井道夫監督は
「選手が想像以上に頑張ってくれている。私の方が感心しています」と目を細めた。
公式戦初先発の2年生左腕・藤田が7回完投。
8安打を許したが、後半はチェンジアップを効果的に織り交ぜ3失点と粘投した。
福島出身で東日本大震災後に新潟に転校した背番号10は
「緊張したが、点を取ってくれたから投げやすくなった。これだけできて上出来。
100点満点です」と満足していた。
好リードを見せた捕手の鎌倉は2本の二塁打を含む3安打1打点。
「初先発の藤田だったので何とか打って助けてあげたかった」と、
バットを指2本分短く持ち振り抜いた。
打線は毎回の12安打で10点を奪った。
今治西の大野康哉監督「日本文理さんは逆方向に打球が伸びていく。
初回のバッテリーミスで浮き足立った」と肩を落とした。