二百十日
(雑節の一つ。立春から二百十日目。台風襲来の時期)
この時季は稲が開花・結実する大事なときですが、
台風が相次いで襲来し、農作物が被害を受けてしまうことがよくあり、
厄日とか荒れ日などと言われています。
一つの目安として警戒を呼びかけていたようです。
立春
から数えて220日目の二百二十日も厄日と考えられています。
二百十日は伊勢の船乗りたちが長年の経験によって
凶日としたといわれていて、雑節として
暦に記載されたのは江戸時代で、八十八夜 とほぼ同じ頃です。
先人たちの経験に基づいた生活の知恵が暦となっているのですね。
農作物を風雨の被害から守るため、
各地で風鎮めの儀式や祭が行われていて、風祭り もその一つです。