第95回全国高校野球選手権大会第12日
(延岡学園5x-4富山第一=延長十一回、19日、甲子園)
準々決勝の第4試合は、
延長十一回の末に延岡学園(宮崎)が富山第一(富山)を5-4のサヨナラで下し、
7度目の出場で初の4強入りを果たした。
延岡学園は1点を追う六回、
松元の一塁バント安打と坂元の三ゴロ野選、
投前送りバントで一死二、三塁とし、浜田の右中間2点三塁打で逆転。
一死三塁から田中が三前にスクイズを決め、一気に3-1とした。
直後の七回に3点を失って再逆転されたが、
八回に岩重の左翼線適時打で4-4に追いついた。
迎えた延長十一回、
浜田と田中の2連打で一死一、二塁とチャンスを広げると、
7番・薄田の当たりは二ゴロとなったが、
併殺を狙った遊撃手の一塁悪送球の間に二走が
生還してサヨナラ勝ちを収めた。
富山第一は二回、4番・幸山の左翼線二塁打と
次打者の二ゴロで一死三塁とし、藤井の左犠飛で1点を先制。
2点を追う七回には、藤井が左中間二塁打で出塁。
高森が四球で続くと、寺崎の左前打で1点を返した。
さらに二死一、三塁から西田の左前適時打で3-3の同点。
なおも一、二塁から黒田が右前に運び、4-3と再逆転に成功した。
だが、八回に追いつかれて4-4で延長戦に突入。
十一回に併殺狙いからの悪送球で生還を許し、県勢初の4強入りを逃した。