心は一つ、感動も最高潮に-。
第48回さぬき高松まつりは最終日の14日、
54連、約3700人による総おどりでフィナーレを飾った。
軽快なリズムに乗って、猛暑を吹き飛ばす躍動感にあふれた
踊り子たちの演舞やはじける笑顔が観客たちを魅了。
中央通りや市役所前、中央公園のステージ周辺では、
観客たちが身を乗り出すようにして声援を送り、県都は熱気の渦に包まれた。
ディズニーのパレードの興奮が冷めやらぬ午後7時前に総おどりがスタート。
日中36・5度まで上がった暑さが残る中、踊り子たちは、汗をほとばしらせながら舞い踊った。
中央通りでは、「高松まつり」のテーマ曲に合わせた一元放送連が南北から同時に登場。
幅広い世代の地域住民が一体となった各校区連は、地域の名前や「絆」の文字を染め上げた旗やのぼりを翻し、声を掛け合いながら笑顔で踊りを楽しんだ。
第1回から連続して出場する企業連などは、息の合った演舞を披露。ダイナミックに舞いながら、隊列を自在に変化させる学生連が若さをアピールしたほか、園児や児童のかわいらしい踊りが沿道の拍手を呼び起こしていた。
市役所前では、色鮮やかな衣装の自由連が、よさこいやヒップホップ調のビートに乗せ、力強い声を響かせながら激しく舞った。
多彩な顔ぶれが、それぞれに思いを込めて舞った踊り会場。詰め掛けた観客たちの声援や拍手が響く中、真夏の祭典は幕を下ろした。
ディズニーパレード 夢空間に大歓声
総おどり前には、中央通りでディズニーのキャラクターによるパレードが行われ、ミッキーマウスやミニーマウスたちが特別車両に乗って登場。沿道に詰め掛けた大勢の子どもや女性たちは大きな歓声で迎え、高松のメーンストリートに出現した“夢の空間”を満喫した。
パレードは、東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)の開園30周年記念イベントの一環。
スタート前から、中央通り沿いは約700メートルにわたって身動きがとれないほどの人だかりに。「ドリームクルーザーII」など2台の特別車両が動き出し、ミッキーとミニーが仲良く並んで手を振ると、沿道の人たちは「ミッキー」などと呼び掛けたり、盛んにカメラのシャッターを押していた。