第95回全国高校野球選手権大会第6日
花巻東9-5彦根東、13日、甲子園
第3試合は、2年ぶり7度目出場の花巻東(岩手)が、
小刻みに得点を加え、夏初出場の彦根東(滋賀)を9-5で振り切った。
これで東北勢は出場5チームが全勝。
14日に秋田商が勝てば、東北6県揃って、初戦突破となる。
花巻東は二回、一死から5番・多々野が右前打で出塁すると、
続く太田が右翼線に適時三塁打を放ち、1点を先制。
さらに、茂木の中前適時打で1点を追加し、2-0とリードした。
三回にも、多々野の適時二塁打で1点を追加した。
花巻東は攻撃の手を緩めない。
四回にも一死一、二塁から、八木が右前適時打で1点。
さらに一、三塁から千葉の三ゴロの間に、三走が生還して2点目。
5-0とリードを広げた。
彦根東は四回、一死から2番・谷沢がチーム初安打となる中前打を放ったが、
後続がなく無得点に終わった。
彦根東は、五回にようやく打線がつながった。
先頭の4番・大沢が右前に落ちる幸運な二塁打で出塁すると、
一死後に田中が左前適時打で1点。
続く武田が右中間に適時三塁打を放ち、この回2点を返した。
花巻東は七回、八木、千葉の連打と犠打で一死二、三塁から、
山下のニゴロの間に1点を追加。
八回にも八木、千葉の1、2番の連続適時打で3点を奪い、
9-2とリードを広げた。
7点を追う彦根東はその裏、
先頭の川端の中前打と相手守備の乱れで、無死一、三塁から、
山中が左中間に適時二塁打を放ち1点。
さらに大沢の左犠飛、田中の右前適時打で計3点を奪い、
再び4点差に迫ったが、反撃もそこまでだった。