「高校野球・愛媛大会準決勝、
済美3‐2川之江」(26日、坊ちゃん)
センバツ準優勝の済美が川之江を下し、決勝に進出した。
エース・安楽智大投手(2年)は二回に2安打で先制点を許すと、
続く三回にも1安打と味方の失策で1点を献上。
中盤まで苦しい展開が続いた。
だが六回、23日の準々決勝・今治工戦で記録した
154キロを3キロも上回る157キロの自己最速をマークした。
この剛速球でスタンドを沸かせると、
打線は八回に1番・山下が追撃のソロ本塁打。
さらに九回に3安打で2点を奪い、逆転に成功した。
安楽は5安打2失点、9奪三振で完投した。
高校生投手の球速では
昨年の岩手県予選で花巻東の大谷(現日本ハム)が160キロをマークしている。
甲子園球場での全国大会では01年夏、日南学園の寺原隼人(現ソフトバンク)が記録した158キロが最速。安楽は甲子園出場を果たし、甲子園記録を塗り替えることができるだろうか。