済美、延長十三回サヨナラ勝ち!安楽232球完投、MAX152キロ | あっくんの自由気侭ブログやねん

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「センバツ・2回戦、済美4‐3広陵」(26日、甲子園)



 四国の怪物、今大会屈指の右腕と言われる済美の2年生エース・安楽が広陵打線に苦しめられながら延長13回、232球を投げ抜き、ついに3回戦にコマを進めた。

 安楽は初回にいきなり152キロをマーク。前評判通りの豪腕ぶりを見せつけると、三回にも再び152キロを出した。スライダーの切れも抜群で、五回まで内野安打2本に抑える圧巻の投球を続けた。

 広陵のエース・下石も、キレのある直球と変化球を駆使して済美打線に的を絞らせなかった。

 試合が動いたのは六回。済美は無死一、二塁の好機で4番・安楽が右越えにフェンス直撃の先制2点二塁打を放った。続く5番・太田も左前に適時打。この回3点を奪った。

 しかし、春3回の全国制覇を誇る広陵はこのままでは終わらない。九回、土壇場で反撃が始まった。先頭・太田の中前打に市岡が左前打で続き無死一、二塁。代打・川瀬が左中間を破る三塁打を放って1点差とした。さらに1死一、三塁として塩崎が左犠飛、広陵はついに追い着いた。

 延長に入って広陵は、十回にも先頭赤川の左前打から無死満塁の絶好機を築いたが、安楽がここで踏ん張った。市岡を見逃し三振、川瀬を併殺打に打ち取って、九死に一生を得た。

 済美は十二回裏、2死から山下が右線へ三塁打。安楽と堂々投げ合ってきた下石はこのピンチにも動じず、3番宇佐川を三振に仕留めて切り抜けた。

 広陵は十三回にも安楽を攻めて2死から久保田が右前打。二、三盗と決め安楽を追い詰めたが、柳沢が一邪飛に倒れた。

 済美はその裏、先頭安楽が中前打で出塁。バント失敗で走者の代わった1死一塁に盛田がエンドランを決め一、二塁に。光同寺は遊撃後方へポテン打し、1死満塁となった。ここで8番の捕手金子がフルカウントから一塁内野安打を放ち、死闘に終止符を打った。

 殊勲打の金子は「安楽を助けられて本当にうれしい」と女房役ならではの喜びに言葉が震えた。

 安楽は「232球も投げたのは初めてです。でも甲子園のマウンドは投げやすかった」と2試合分投げた疲れは見せなかった。





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