第85回選抜高校野球大会第4日
(関西1-5高知、25日、甲子園)2年連続出場の高知(高知)が
終盤の猛攻で関西(岡山)を退け、12年ぶりの選抜大会1勝を
手にした。七回に上田の中前適時打で均衡を破り、
八回にも4点を追加。途中登板のエース坂本優は九回に
ソロ本塁打を許したが、リードを守り切った。
高知は毎回のようにピンチをしのいで迎えた
七回、左前打の市川が二盗を決め、上田の中前適時打で均衡を破った。
八回二死一、三塁の場面では、注目打者の3番・和田恋が
左前適時打を放ち2点目。なおも満塁で股川が中前適時打を放ち
2者が生還。相手バッテリーのミスからさらに1点を加え、集中打で5-0と突き放した。
関西は一回から六回まで毎回のように得点圏に走者を
進めたが、決定打を欠いた。5点差の九回に代打・森川が
左翼席にソロ本塁打を叩き込んだが、反撃が遅すぎた。
先発児山は好投を続けていたが、七回に1点を失うと、
八回にも高知の集中打を浴びて降板した。