中日は17日、ナゴヤドームで首位・巨人と対戦。
2―0で勝ち、巨人の優勝マジックは5で変わらず、この3連戦での胴上げを阻止した。
8回に登板した岩瀬が今季初勝利。巨人の優勝決定は最短で21日のヤクルト戦(東京ドーム)となった。
絶対に負けられない初戦。中日はハーラートップタイ13勝のエース・吉見が先発。
ここ2試合欠場したブランコが「4番・一塁」で復帰し、昨季のMVP右腕・浅尾も5月13日以来の
1軍合流を果たした。
対して巨人の先発は小山。9月11日の広島戦で自己最長の8回を無失点と好投し
2勝目を挙げている。また、小笠原に代わり昇格した亀井が「7番・一塁」でスタメンに名を連ねた。
初回、吉見は3者凡退と上々の立ち上がり。その裏、小山は先頭の大島に振り逃げ
(記録は三振と小山の暴投)を許し、送りバントで1死二塁とされたものの、和田、ブランコを抑え無失点。
吉見は2回も阿部、高橋由、村田を3者凡退に抑えた。その裏、小山は1死から森野に
四球を与えたものの、無失点。
吉見は3回も3者凡退に抑え、走者を一人も出さないパーフェクトピッチング。
その裏、小山は1死から大島に二塁打を浴びたものの、荒木をニゴロ、
和田を空振り三振に仕留め、無失点。
吉見は4回、先頭の長野に中前打を許し、送りバントで1死二塁。坂本を右飛に打ち取り、
2死としたが、阿部に1球を投じた直後に両手をクロスさせて「×」サイン。
そのままマウンドを降りた。2番手で緊急登板した武藤は阿部を中飛に打ち取り、無失点で斬り抜けた。
その裏、小山は1死から井端に二塁打を許したものの、後続をきっちり抑えた。
武藤は5回、2三振を奪うなど3者凡退と力投。その裏、小山はこの試合初めての3者凡退。
武藤は6回2死から長野に一塁内野安打を許したものの、この回も巨人に得点を許さなかった。
その裏、小山は3者凡退。
中日は7回から浅尾が登板。1死から阿部に右前打、高橋由に四球を許し、一、二塁のピンチを招いた
ものの、村田を空振り三振、亀井を遊飛に仕留めて無失点で切り抜けた。その裏、小山はまたも3者凡退
に抑え、7回を終えて両チーム無得点のまま。
中日は8回から岩瀬が登板。代打・矢野に中前打を許し、代走・鈴木の盗塁などで2死三塁のピンチを
招いたが、代打・谷を二直に打ち取り、無失点で切り抜けた。その裏、中日は1死から代打・野本が左中
間二塁打、大島も右前打で続き、荒木の左翼線二塁打で2点を先制。小山をKOした。
中日は9回は山井が登板。坂本、阿部に連打を許したが、高橋由を一ゴロ併殺、村田を遊ゴロ仕留め、
リードを守り抜いた。
村田修一氏はここぞ最終回で凡打にチャンスに打てないなー