陸上の伊藤が銀メダル獲得「気持ちいいレースだった」
陸上男子800メートル(車いす)決勝で前回金メダルの伊藤智也(アッサTC・JA)が、2分0秒62で
銀メダルを獲得した。高田稔浩(福井市役所)は4位、上与那原寛和(ネクスト)は7位に入った。
伊藤はレース序盤から後続を引き離し、同400メートルのレースでも金メダルを争った米国選手と一騎
打ちに。「完ぺきなレースだった。相手の息づかいも聞こえていた」と言うように、狙い通りのレース展開と
なった。しかし、勝負に出た最終コーナーの立ち上がりで「思った以上にスピードが出ていた。ふくらんで
しまった」ことで、相手との差をつめることができず2位でゴール。400メートルに続く、今大会2個目の銀メダルとなった。
レースを終えて、伊藤は「とても悔しい。(最終コーナーで)やってしまった」と語りつつ、「相手は尊敬す
べきチャンピオン。雰囲気は最高で気持ちいいレースだった」と笑顔で振り返った。