車いすラグビー4強入り
流れ戻した全員守備
悲願のメダルへ、一歩近づいた。
車いすラグビーの日本は地元英国を下して1次リーグを突破し、初の4強入り。
第2ピリオドの序盤、堅い守りからボールを奪う展開で6点を連取して逆転し、主導権を握ると、
そのまま突っ走った。
第1ピリオドは互いに得点を重ねるじりじりした時間が続き、終盤にエースの池崎がボールを奪
われ、リードを許した。準決勝へ進むためには勝つしかない一戦。しかし、ここで慌てず、続く第2
ピリオドの最初のプレーで流れをつかんだ。
自陣ゴール前を固めて相手の攻撃時間切れを誘い、そこから攻めに転じた。池崎がマーク2人を
振り切って同点に。「一人ひとりのミスを、チームでカバーする力が付いてきた」とエースが話して
いたように、全員守備が貴重な1勝を導いた。