ジレ・ジューヌ | 拾い読みあれこれ

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昨年、トマ・ピケティの「バラモン(特権階級)左翼と商人右翼」という調査研究や、いまでもフランスで燃え盛るジレ・ジューヌ(黄色いベスト)を話題にしたことがある。一時、日本の言論風景では、ピケティの主張で大騒ぎであったが、最近はすっかり沙汰止みのようだ。

イタリアの政治経済学のサイト、エコノミアエポリティカでジャンマルコ・オロがピケティの上記研究をとりあげている。

「不平等の水準の高まりに直面して、我々がなにゆえ階級政党へ立ち返るよりむしろ国民主義的な(あるいは大衆主義的な)激情を繰り返し主張する政治シーンに立ち会ってきているのかを理解するために」

である。

折しも、ニュースをみれば、緊縮財政に反対するために英国にも黄色いベストが登場したという。

ひとによっては、欧州人の怒りにご関心の向きもいらっしゃるかもしれないので、リンクを書いておきます。

Gilet gialli: una lettura alla Piketty - Economia e Politica https://www.economiaepolitica.it/2019-anno-11-n-17-sem-1/gilet-gialli-francia-una-lettura-a-la-piketty/