正直 | 拾い読みあれこれ

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きょ~も適度に息抜き、よいかげん。ゆっくり歩いて遠くまで

「アパートの玄関脇に、バイクが一台置いてあった。・・・
幸田は春樹の代わりに、新しいバイクの方を眺めた。持ち主の顔を映しているマシンの方が生身の春樹より正直だからだった。」
(髙村薫、『黄金を抱いて翔べ』)

どんな人なのか、その口はいろんなことを言う。

しかしその人をよく表しているのは、その持ち物であったり外見であったりする。

正直に自分を表現しちゃっているんだ。

ひとは生身のじぶんよりそれを見て判断している。

持ち物や服装など、気をつかっておきたい。