偽り | 拾い読みあれこれ

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「此里の事は、皆、偽(いつわ)りかとおもへば。折ふしは。まことも、降(ふ)りけり。」
(西鶴、『好色二代男』)

ここで里とは遊里のことだが、特段そういう場所でなくとも、これすべてみな、偽りと思えるような世界はあるものだな。たまさかにも誠が降ることなどもない。政治家の約束などもその類だな。みな、うそ偽りか(笑)。わかっていて政権につかせている国民も偽りには慣れっこなのかな。