しめたもの | 拾い読みあれこれ

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きょ~も適度に息抜き、よいかげん。ゆっくり歩いて遠くまで

「・・・その内(うち)にやアどうかすると、天変といふかはりものがしねえとも言はれません。いつかのやうに富士の山が流れ出したつなみの騒ぎ、それでなけりやア嵐か洪水、何でも世界がどうかしてひつくり返るやうな大騒動が、あつたらそれこそしめたものだ。・・・」
(黙阿弥『四千両小判梅葉』)

今回の大震災も、これを我がための奇貨とした悪人もいることだろう。誰がこの天災と引き続く人災を好機としたか、まあ、言っても仕方ないか。