疎む | 拾い読みあれこれ

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「・・・時の権威に恐れて、其通りに従ひぬれば、勝つに乗つて我が儘を振舞ひけるを、人皆是れを疎みぬ。・・・
(西鶴、『武道伝来記』)

いい気になって力をふるっている者がいる。みなが付き従っているわけだが、その実、疎まれている。面従腹背というものだな。時の権威なぞ、時の経過次第。我が儘はいつまでも続くものではないだろう。