相手「・・・昔と違って、今は少し人の話に耳を貸す余裕もあるが、そうなったら今度は相手がいない。」(髙村薫、『レディ・ジョーカー』)人間不信が深まるばかりの関係に置かれていると、人の言うことは真に受けない。聞きもせず取り合わないということになるが、不信は相手を失うことでもある。そうして相手のいない孤独へと入っていくのかな。