虚言を構へ「・・・大役をも命ぜられしに、・・・不案内者ゆゑ、某(それがし)が只管(ひたすら)汝に手を下げて問合せを致せしに、種々雑多なる虚言を構へ、若輩者と侮(あなど)つて、よくも失策致せしよナ。・・・(河竹新七、『忠臣蔵年中行事』)目下の者が伸びてゆき、じぶんを乗り越えていくのが気に入らない。それで仕事を教えず、教えたとすれば惑わす虚言、そうして失敗させる足のひっぱり、そんな人間がいるものだ。そういう手合いを組織内で上司に持った日にはかなわんなあ。