てづから「・・・てづから布(ぬの)を織(お)りて日々の費(つひゑ)にかへ、聊(いさヽか)も貧苦を愁(うれ)ひず暮(くら)しぬ。・・・ 山東京伝(『昔話稲妻表紙(むかしがたりいなづまひょうし)』) 今となって気づくも遅いが、手に職をつけておけばよかったと思う。つまらぬことに時を費やしてしまい、日々の費えもままならぬ。まあバチが当たるとはこのことだな。