はげる「商売(しやうばい)に付(つけ)ての偽(いつは)りは言葉(ことば)をかざり、跡(あと)からはげる塗(ぬり)物店(だな)、・・・(西鶴、『西鶴織留』)いまや商売にかぎらないかな、ネットに溢れる言説もこのたぐいで、後からはがれる塗り物が多い。はげたとて、状況の変化は速く、気にすることはない。また新たな偽りを繰り返し、ポジショントークが止むことはない。飾った言葉にひっかかる人がお気の毒というほかないかな。