高禄さへ与えれば | 拾い読みあれこれ

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「・・・皆高禄さへあたふれば、奉公するとのみ思はれて、軍師をもちゆる礼儀を知らず、只権威を以て招くゆゑ・・・
山東京伝(『昔話稲妻表紙(むかしがたりいなづまひょうし)』)

私ども下々の衆庶からみてさえ、只今の政治家に優れた軍師が付いているようには感じられない。政治家自身が「高禄さへ与えれば」と人を見くびっているのだろうか。

まあお役人は高位・「高禄さへ与えれば」のクチだろうから、官僚依存の政治とはそういうものなのだろう。