質物 | 拾い読みあれこれ

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「・・・これにて質物(しちもつ)を受戻し候へとて、金子(きんす)二十両出して与えけるが、・・・
山東京伝(『昔話稲妻表紙(むかしがたりいなづまひょうし)』)

近年は質屋の利用者は減少しているのかもしれない。しかしサラ金の総量規制とかが導入されたようだし、また質屋さんが身近なものになるのかもしれない。

しかし、用立ててもらう代わりに置く質物は、もともとカネがなくて借りたのだからカネの都合をつけて受け戻すのはなかなかたいへん。流してしまうこともよくあったと。