里住まい | 拾い読みあれこれ

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「・・・年々限米(げんまい)弐百五拾石づヽ納まる田畠求めて、世間にかまはぬ里住ひも心易かるべし、・・・
(西鶴、『好色盛衰記』)

限米とは租税で徴収される米のことだが、ここでは耕作者に納めさせる米の意味だろう。田畑を資産として持ち、遊んでいて収入があり、世間にかまわない田舎での生活というのは昔も今もしてみたいと夢見る人はいるだろうな。

ま、私には無縁な話だ。