切り詰める「・・・私共は、行き大名の帰り乞食で、切り詰めの道中だから、・・・ (黙阿弥、『善悪両面兒手柏(ぜんあくりょうめんこのてがしわ)』) どうやら人生という旅にも帰りの道中があるな。景気のいい頃に大名旅行をしすぎたか、いま切り詰めの真っ最中。先がないのに旅費が尽きているのもさびしいもんだ。 そういえば、どこかの国も似たようなもんだな。