味方見苦しい里「ヲヤ清さん味方見ぐるしく、遠世さんの贔屓ばッかり被成(おし)でない。・・・ (松亭金水、『閑情末摘花』) 世の中、政治向きの上のほうのお方から、下々は社内のドロドロまで、「味方みぐるしい」声を聞かされ、様子を見させられますなあ。無理も通るし、聞く耳持たず、聡明な理解力もみずからお蔵にしまってなさるようだ。 まあ、おおむね政治好きの人間類型によく見られる特徴ではある。