NO.599「名探偵の掟」著者:東野圭吾
読了日:2020年11月16日

特徴:
「本格推理もの」といえば?というお決まり事やトリックや仕掛けを、名探偵役と間抜け警部役の二人がコメディ要素を交えて解説する、ある種の指南書的作品

どんな読者におすすめで、どんな読者におすすめでないか:
まず、軽めの喜劇タッチなミニミステリーが好きな方や短編好きな方には、おススメです
しかし、本格ミステリにドップリ浸かって作品に挑みたい方には向かないと思う

最後におすすめポイント:
この作品は、エピローグの後に「最後の選択ー名探偵のその後ー」という章があって、その話がラストの話なのですが、その章は種明かし無しの読者がガチンコで作品と挑める話になっていて読み応えありでした
また、「解説」も「東野圭吾」作品の分析が面白いのでおすすめです

ページ数
329(文庫)
読みやすさ
3(満点3)
わかりやすさ
3(満点3)
ストーリー
1(満点3)
テンポの良さ
3(満点3)
意外性
1(満点3)
私個人の好み
1(満点5)
合計
12(満点20)

2020年31作品目

つぶやき:
今までは、「東野圭吾」さんの作品は「ハズレ」がない!って思っていたけど
今回の作品は、読者の「ノリ」が合ってないと、面白さは半減するかも

「東野圭吾」 読書歴:
初読の東野圭吾作品は、まだブログ開設前に「容疑者Xの献身」
ブログ開始後、2018年「ナミヤ雑貨店の奇跡」「パラドックス13」

「ダイイング・アイ」
2019年「人魚の眠る家」「ラプラスの魔女」の計6冊
その中でも「パラドックス13」が特殊でよかった

次に読む本:
神山裕右 著 「サスツルギの亡霊」