NO.587
著者:ピエール・ルメートル
訳者:橘明美
読了日:2020年10月23日
海外物は苦手なのですが、評判の「その女アレックス」を読むために手に取りました

この作品は、凄惨でおぞましいような殺害現場、生々しい描写が多く、「怖い」よりもむしろ「気持ちが悪い」というようなシーンが多い

しかし、読み進めると会話や場面展開のテンポの良さがひかり、これが処女作と思えないような筆力に思える
もちろん、訳者の力もあるのかもしれません

前半は、謎の殺人犯を追う捜査班vs.マスコミ&判事という構図
後半戦は、犯人vs.主人公の警部へとシフトしていき、世間を巻き込む大事件へと発展していきます

結末は衝撃的です

ページ数
460
読みやすさ
3(満点3)
わかりやすさ
2(満点3)
ストーリー
2(満点3)
テンポの良さ
3(満点3)
意外性
2(満点3)
私個人の好み
3(満点5)
合計
15(満点20)

2020年19作品目

つぶやき:
暗い本を読んだ後は、明るい本
甘いものを食べた後は、しょっぱいものと相場が決まっています
次は、Mr.キュリーかな