NO.569
著者:矢月秀作
読了日:2020年9月4日

前作「血脈」では、主人公「竜星」のけた外れの「戦闘力」を読者に伝えていたようだが、本作「波濤」では、「聡明さ」や「感の良さ」を披露している

しかし、本作では主人公は出番が少なめ

「竜星」は、不思議な人間
前作では「渡久地巌」、本作では「綱村啓道」という武闘派のヤクザたちと対峙するだけで味方につける何かがある
「竜星」には、猛者たちが一目を置くほどの魅力を備えているらしい
本人も気づいていない

ストーリーは語らないが、悪役たちは勝手に自滅するパターン
とうてい「竜星」や主人公側の面々に勝てそうな相手はいない

唯一の見どころは「益尾」さんの病院での戦闘シーン
当分の間は、「益尾」さんを主役にした方がいいのでは?


ページ数
363
読みやすさ
3(満点3)
わかりやすさ
3(満点3)
ストーリー
0.5(満点3)
テンポの良さ
3(満点3)
意外性
0.5(満点3)
私個人の好み
2(満点5)
合計
12(満点20)

2020年2作品目

つぶやき:
ストーリーが、つまらなくても
登場人物たちの魅力や、主人公の成長を見守るだけでも読む価値がある