No.549
著者:佐藤青南
読了日 2019年12月1日
初めて読む作家さんでした
「白バイ」というと、「スピード違反」「きっぷ」「罰金」を連想してしまい、いいイメージは当然ない
物語を読むと、白バイ隊員たちも違反切符のノルマに苦しんでいる様子が垣間見れる
べつに市民を虐めて喜んでいるわけではないようだ
登場人物が「本田」「川崎」「山羽」って、バイクメーカーそのままかよって!
主人公の「本田木乃美」は、運転技術は苦手だがぽっちゃり愛されキャラが持ち味で、さらに動体視力が武器
もう一人のサブヒロイン「川崎潤」は、運転技術はピカイチだが、尖り過ぎていて同僚ともギクシャクしている一匹オオカミ、見た目は長身美女
せっかくの二人だけの女性隊員なのに、関係はぎくしゃくしている
ある事件をきっかけに関係の溝が一挙に縮まるのですが、そこからは息の合うパートナーのような存在になります
白バイのカーチェイスは、緊迫感があってよかったんですが、ミステリー要素は薄いです
刑事ものというよりは、お仕事青春小説ですね
ページ数
332
読みやすさ/わかりやすさ
3/3
展開/テンポの良さ
2/3
私個人の好み
2/5
合計
7
2019年 221作品目「白バイガール」
つぶやき:
続編が次々に出てるようなので、好評なんですね