No.494

著者:浜口倫太郎

読了日 2019年9月16日

読んでいて何度も「どうして?」「この人が?」「なんで今?」と思うシーンが出てきます

 

はじめの「どうして?」は、半分より少し手前のところ

出先なのに思わず声を漏らしそうに、それぐらい衝撃的だった

 

とにかく何度も二転三転します

この作品の特徴的なところは、「誰が?」ということよりも「どうして?」の部分に最後時間をとっています

普通、犯人が分かったら直ぐに終幕に移ることが多いのに、それだけ「動機」の部分を深堀させたかったんでしょうね

 

この作品では、社会問題としてのペットの問題、飼い主の問題、殺処分の問題など考えさせられますね

ネットより:

現実のペット事情について、ペット飼育における飼育件数は少子高齢化の波が訪れ減少傾向にあるものの、ペット飼育における飼育のコストは年々増加傾向にある

例えば、「しつけ・トレーニング」「ペット保険」「ドッグランなどの施設利用料」「健康食品・サプリ」などの費用をかけることが増えているようです

 

ページ数

406

読みやすさ/わかりやすさ

3/3

展開/テンポの良さ

1/3

私個人の好み

1/5

合計

5

 

2019年 166作品目「私を殺さないで」

 

私事:

犬、猫、ハムスター?視点で描かれているシーンに後から気づかされます

斬新に思えた