No.022

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え(2013年12月)

発行所:ダイヤモンド社

著者:岸見一郎・古賀史健

読了日 2019年4月23日

 

メモ&感想:

おそらく今まで知らなかった「アルフレッド・アドラー」という心理学者

本書のような心理学・哲学のようなものを学ぶには、素直さ&理解力が欠かさないと思う

私はどうだろうか?

 

本書では、「人はだれしも、・・・・主観的な世界で住んでいる」

「主観には一つだけいいところがあります。それは、自分の手で選択可能だということです」

「自分を変えることができるのは、自分しかいない」

「自らの生について、あなたができるのは自分の信じる最善の道を選ぶこと」

「世界とは、・・・ただ「わたし」によってしか変わりえない」のように、

「わたし」=「主観」=「世界」

よって、「わたし」が変わることが世界を変えること、と言っている

 

最終結論:「わたし」が変われば世界も変わる。世界も人生もシンプルなもの

 

その最終結論を実行するためには、以下のことを肝に銘じる

①自分の課題は自分、他人は他人というように互いに介入し合わない対人関係を築く=「課題の分離」という視点をもつこと

②同時に対人関係のゴールである「他人を仲間とみなす生き方」=「共同体感覚」を目指すための、他人が自ら課題を解決できるようにする援助=「勇気づけ」をすること

③「肯定的なあきらめ」=「自己受容」をもつこと

④「信頼することを恐れない、他者を信じるにあたっていっさいの条件をつけない」=他者信頼」をもつこと

⑤見返りを求めず「他者に何ができるかを考え、実践する」=「他者貢献」をもつこと

⑥過去未来にとらわれずに、どんな時(刹那)でも「いま、ここ」を真剣に見て、生きること

⑦指針として、目標のその先を考えて「他者への貢献」への道をひらくことを「導きの星」を持つということ

 

本書を読んでいると、「青年」と「哲人」の対話形式で、具体例の中に自分の経験で思い当たるようなものも多々あって、感情を揺さぶられたのも事実              

 

あらためて、本書のタイトルの「嫌われる勇気」ってどういうことなのかな、そんな話あったかな?

 

私事:

普通に読んでいるだけでは一向にモヤモヤする

 

要するに、昨日がどうかは関係ない、明日がどうなるかも関係ない

他人は変えられない、客観的な世界は変えられない

変えられるのは、今、ここの自分と自分から見える世界だけ、ということか