No.386

著者:今野敏

読了日 2019年3月17日

先日放送を受けて、「去就」を読む

 

事件は、ストーカーによる女性の誘拐事件、それが「殺人事件」が絡んでいることがわかり、さらに「猟銃」を所持している可能性が出てくる

 

大森署の署長「竜崎伸也」は、上からの要請でストーカー対策チームのメンバーを集めをすることになるが、第二方面本部本部長「弓削篤郎」から圧力がかかる、さらに機動隊の「撤退指示」についての「越権」などで軋轢ができる

 

ドラマ版の最後で「異動」を示唆する内容だったが、小説では暫くは無いようなニュアンスだった

どうなんだろう?

ページ数

419

読みやすさ

3/3

展開/テンポの良さ

3/3

私個人の好み

3/5

合計

9

 

2019年 059作品目「去就~隠蔽捜査6~」

 

私事:

先日放送された2時間ドラマ版「隠蔽捜査~去就」

5年ぶりの懐かしさと興奮です、もちろん2度も見てしまうほど満足でした

 

それを受けて、この度小説の方も読みましたが、率直に言って別物ですね

テレビ版では、小説には登場しないドラマオリジナルのキャラクター「上条貴仁警察庁長官官房長」など、出世組と降格組のわかりやすい構図をドラマ版では描かれている

 

それとは逆に小説ではいい味を出し始めている「第二方面本部管理官の野間崎正嗣」が出ていないのが寂しいかぎり

 

また、ドラマの「伊丹俊太郎」が妙にコメディタッチで描かれている、「古田新太」を起用したからかも

「伊丹」はドラマではいつも「竜崎」の側にくっ付いていて、竜崎家に上がり込んでいるシーンもあるが、小説では電話のやり取りは多いが、基本的に別行動だし、「竜崎」の家に上がることはこれまでなかった

 

私的にはドラマ版も小説も両方好きなのだが、特に「竜崎伸也」を演じる「杉本哲太」と「竜崎冴子」を演じる「鈴木砂羽」のやり取りが好みです