児童文学 No.015

子どもに語る 日本の昔話①

出版社:こぐま社

著者:稲田和子・筒井悦子

読了日 2018年12月22日

メモ&感想:

気に入った話を二つ

 

①「夢見小僧」という群馬県の話

庄屋で働いている者共が、初夢に何を見たか話していたが、「灰坊」と呼ばれるものは、自分が見た夢のことを話したがりません。しばらくして「灰坊」は川で河童に遭遇し、人を生き返らせる針というものを授かります。「灰坊」はそれを使って人助けをたくさんして、助けた娘と結ばれるという話ですが、初夢の通りに事が運んだそうです

最後の落ちが、「いい夢は人に話すな、そうすれば夢はかなう。悪い夢は人に話すと悪いことが消える」というもの

 

②「田の久」という高知県の話

主人公の「田の久」は化け物に苦手なものを問われて、「銭」と答えると化け物は、本当に弱点になる苦手なものを答えた、「田の久」は村に帰って化け物の撃退法を村人に教えると、仕返しに化け物は深夜「田の久」の家に大判小判をたくさん放り込んだという話、まったく仕返しになっていないという話

 

昔話というのは「お約束」の宝庫ですね

例えば、善行をすれば報われる

欲をかくと懲らしめられる

悪さをすると復讐を受ける

騙そうとしたものは墓穴を掘る、大体そういう話ですよね

 

読んでいて気付いたことだけど、現代風に設定をいじれば、「世にも奇妙な物語」や、「笑うセールスマン」のようなホラーになるなー