美男ですね STORY84 引越し | STAR☆MOON

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お話は一般公開後1週間でアメンバー限定記事に変更しています。





早速どうぞ・・・・











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それから暫く経ち、廉の徹底的な監視による家具の置き場所作業が終了し、今日、ようやく引越し作業が終了した。









『今日からここが俺達の家だ』


『はいニコニコ笑顔の絶えないお家にしていきましょうね!』


『あぁ』

今日から暮らす家の前で微笑み合う廉と美子。

















『そこの2人!こーんな所でイチャイチャしないでくれますかねぇ?』


『本当よ』


『お兄ちゃん!NANAさん!』


『何しにきたんだよむっ


『何って、ひどいなぁー。引っ越し祝いを届けに来たんだよ』


『わぁー!ありがとうございますドキドキでわ、中へ入って下さい♪』

ムスッとした顔をしている廉の腕を引っ張りながら中へ入った美子はお客様用のスリッパを2足出し、『どうぞー』と言い、2人を招き入れる。

















『引っ越し祝いって言っても美子にあげるものだけどね。はい、これ』

NANAから受け取った袋の中を見てみると・・・・

『わぁ!エプロンですね!!お兄ちゃん達、結婚式の準備が忙しいのにわざわざありがとうございます』


『おう!何だよ廉ちゃーん。そんな顔するなってー』


『ったく。これから美子とゆっくり過ごそうと思ったのに・・・』

隣に座っている廉がブツブツと言ってるのを不思議に思いながらも美子はまだ新品のカップを取り出し、美男とNANAにコーヒーを出した。



















『結婚式の準備は順調か?』


『勿論よ。だけど結構大変よ?招待状作りしたり、招待客用のランチを決めなきゃいけないし、エステで今まで以上に女磨きしなきゃなんないし?』とNANAは言うものの、顔はとても幸せに満ちた顔をしている。

『NANAさんはいつ合宿所に?』


『んー。来週くらいかしら?今週は仕事が詰め込んでるからねぇー』


『そうですか♪楽しみです♪あっ、お兄ちゃん達、用事とか無いんですか?』


『ん?特にねぇよ』


『じゃぁ、夕食を食べていって下さい(-^□^-)』


『なにむかっ

引越し初夜は、ゆっくり2人で美味しい美子の料理を食べたかった廉は、美男達を夕食に誘った美子を思わず睨む。




『エプロンのお礼もあるし♪』


『いいじゃん♪

じゃぁ、お言葉に甘えてごちそうになりますかっ』


『美子、私も手伝うわ』


『ありがとうございますNANAさん☆

・・・・・・・どうしました廉さん?』


『何でもないむかっ



廉の「2人で夕食を食べたい」願いは儚く破れたのだった。






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いかがでしたでしょうか?

美子ちゃん、鈍感すぎですねぶたうさぎ


ちなみにですが、この美男ですねのお話・・・・

季節はまだ冬です・・・。

2月です。

季節外れでスミマセン叫び




さて、次回ですが廉さんと美子ちゃん、とあることでケンカします・・・・。

そしていよいよ桂木家が動き出します。
















それでは皆さん、良い一日を・・・・