私も前を向くために書いておきます。
9月末、宝塚で大変痛ましいことが起こりました。
ニュースで知った時にわかには信じられず、とても驚き悲しくなりました。
私は宙組を観劇する時、叔母をよく誘っています。
その叔母から、「宙組が休演してるのはなぜ?」と、電話がありました。
叔母は新聞記事で今回のことを知ったそうです。
年に2回程しか観劇しない、宝塚のことを詳しく知らない叔母でも、この件について知るようになりました。
週刊誌の記事や色々な報道が、どこまで本当なのか判りませんので。
叔母には、生徒さんを特定せずにわかっている事実だけを伝えました。
私は、数日後に宙組を観劇する予定でした。
劇団から10月22日まで公演中止にすると発表がありましたので観劇はなくなりました。
仮に公演が再開しても、どんな心持ちで観劇したらよいのか。
考えあぐねていたので少しホッとしています。
観劇は不安に思うことなく、心から楽しむものであってほしい。
これを機に、宝塚から離れるファンもいるでしょう。
私個人としては、歌劇やミュージカルが大好きで。
辛い時に勇気づけられたり、心を軽くすることができた経験上、その存在はありがたく思っています。
ファンも大変動揺していますが、最も衝撃を受けられたのはご家族です。
大切な娘さんを亡くされたご遺族はどんなに嘆き、深い悲しみの中におられることか。
これ以上、ご心痛を深めることのないように、
今後の対応に、歌劇団には誠意を持って臨んでいただきたいです。
最初は突然の悲報にただただ悲しかったのですが、今は劇団の対応に疑問を持たざるを得ません。
これまでにも、裁判になった事件が起こりました。
そして今回です。
大切な命が失われてしまってからしか問題に向き合おうとしないのでは遅いのです。
人間関係でも仕事でも、大切なことは信頼があること。
信頼とは時間をかけて築くもので、1度失くすと容易には取り戻せないものです。
今回の発端がなんだったのか。
真相を詳らかにし公表することしか、信頼を回復する道はないと思います。
光あるところには影ができる。
華やかな世界の裏に闇があるのは誰でも知っていること。
芸能の世界だけでなく、子供の間にも・学生にも・大人になってからも・会社でも、残念ながらいじめはあります。
過酷な競争社会である宝塚で、何もなかったとは思いません。
後手に回るのではなく、率先していく姿勢や、時間がかかるのなら経過報告が必要です。
きちんと事実関係を解明していただきたい。
そしてなにより、生徒さんのケアをしっかりしていただきたいです。