続きです!
管理釣り場で釣れることが分かってからしばらくして一緒にやってる二人が仕切られてない川(管理釣り場じゃない川)に行こうと言い出した!
一人は最初にフライをやってると言った一緒の年齢の仮名テンリュウ君!
もう一人は私より少し年上の仮名アルトモアさんです!
この二人が調べて来たのが山中湖の近くに流れている桂川!
通称 忍野と呼ばれフライフィシィングが盛んな川です!
1993年頃だと思います!
フライを始めたばかりの私は言われるがまま同行しました!
着いたのは忍野の通称自衛隊橋と呼ばれているところ!
川幅が少し広くなり流れも穏やかです!
人気ポイントらしく結構人がいます!
橋の上から水面でライズ(捕食)している魚も見えます!
これは釣れるぞ!
と期待が膨らみます!
まだ自分でフライを作ってない頃です!
セットに付属のフライに単品で買ってきた物を追加し持って来ました!
この川は湧き水が入っているので透明度が高く魚が良く見えます!
と言うことは魚からもこちらが良く見えてます!
魚はたくさん見えるのですがフライをキャストしても見向きもしません!
あれ!
管理釣り場とちょっと違うな?
かなりの数のライズはあるのですが完全にフライを見切っているようです!
やな予感です!
持ってるフライをほぼ全部使ってみましたがたまに見に来ることはあっても飛びついてくれません!
三人共です(笑)
実はこの時橋の少し上にある駐車場にテントを張り3日連続でやったのですが何と三人共ボウズでした!(場所も少し移動したのですが)
管理釣り場では釣れたニジマスが忍野ではなぜか釣れない!
この時は分からなかったことで後から分かったのですが魚が捕食している時水面を流れているエサがかなり小さかった!
そこにセットに付属していた大きなフライを流しても食ってくれないと言うこと!
これはマッチザハッチ(魚が捕食している物に合わせる)と言いフライの基本でした!
18番や20番のサイズを捕食しているのに12番や14番をキャストしても魚にはただの異物にしか見えないらしい!
フライの場合番号が大きくなるほど針が小さくなります!
これは針の大きさを比較したものです!
左の列がフライフック 上から 14 15 18 20 24番です!
右の列が海でカゴ釣りをする時のチヌ針 上から 4 3 1号
大きさの違いがよく分かるでしょ!
やっかいなのが40cm超のニジマスやブラウントラウトがこの24番サイズを捕食している時!
こんな小さな針でそんな魚を釣るのは無理と思われるかもしれませんが実際には釣れるのです!
フライフィシィング経験者ならご存じと思いますがこのミッジと呼ばれる極小フライは魚が吸い込んだ時に口の中の柔らかい所に掛かります!
通常フライフックはバーブレス(返し無しかペンチで潰す)を使用しているのですがそこに掛かるとまず外れません!
胴から大きく曲がるロッドは一定のテンションを保ち針を外れにくくしてくれます!
そこがフライロッドの凄いところです!
さらにこのミッジフライをキャストするには極細ティペット(ハリス)を使います!
番手ですと 9X 10X(エックス)
針と同じで数字が大きくなるほど細くなります!
トラウト類も大型になると凄い歯があります!
なぜティペットが切れないか?
それは極細の糸が歯と歯の隙間に入ってしまうからだと私は思ってます!
話がそれましたが初めての忍野は三人で3日ボウズと言う苦い思い出になりました!
今日はここまで!