出生前検査で18トリソミー陽性となり、人工死産を選択した記録です。
必ず【はじめに】を読んでから先にすすんでください。
入院日が決まり、数日間で最後の準備をしました。
入院で必要だった身の回りのものなどは別記事にするとして、それ以外で準備したものです。
① 赤ちゃん用の産着
実際に着せてあげることができるかはわかりませんでしたが、無理でも上からかけてあげられるように用意したかった。
時間があまりない中で天使のブティックさんにメールをしてみると、ありがたいことに次の日の朝早くにお返事をいただきました。
メールの文面があまりにも暖かくて、何度も何度も読み返しました。
型紙と作り方をPDFで送っていただいたので、プリントアウトして使わせていただきました。
生地はオススメされていたスムース生地を買いに行けなかったので、Amazonで赤ちゃん用のダブルガーゼのハンカチを購入しました。
それ以外で手持ちになかったものはダイソーで揃いました。
ダブルガーゼのハンカチはいくつか柄があったので、旦那さんに選んでもらいました。
② 命名書
NIPTで陽性が出た後、一番最初にしたことが名前を考えることでした。
まだ性別が不明だったので、男の子でも女の子でも大丈夫な名前を旦那さんが選んでくれました。
羊水検査の結果がどうであれ、名前をつけた後はずっとその名前で話しかけました。
そして、私が産着を作っている横で、キャンドゥで仕入れた半紙と筆と墨汁で、旦那さんが命名書を書きました。
さよならの準備なんだけど、何故かとても幸せな時間だったことを覚えています。
天使のブティック代表の方が、メールでおっしゃっていました。
このお洋服を着た子を見かけたら友達になってあげてね、とご自身の天使たちに話してくださっているそうです。
お母さんも赤ちゃんも1人じゃないですよ、って。
今回のことでかけていただいた言葉の中で、一番救われた言葉でした。
だから、いただいた型紙で産着を縫っている間、この子に友達が出来ますようにって願いながら、穏やかな気持ちで準備が出来たんだと思います。