こんばんは、いつもご訪問をありがとうございます。 

 

    『里見八犬傳』の第二部と完結編をあらすじですが書いてまいります。

 

                         

 御所の屋根から落ちた信乃ともう一人は舟に横たわって川を下っていた。 

 

この二人を見つけた若者がいた。介抱していて若者は自分と同じ玉を 

 

持っている二人に気づいた。 

 

この若者の恋人早苗が代官所の役人が二人を探していることを告げに来た・ 

 

三人はその玉を見せ合って縁を感じ義兄弟になることにした。 

 

御所の家臣だった犬飼源八は  信の玉 若者は犬田小文五は 悌  の玉

 

 

そこへ大法師がやってきて、 

 

里見では信~悌の八つの玉を持つ八犬士を捜していると 

 

 打ち明けた。 

 

 

早苗にはきっと迎えに来るからと言い残して三人は石神峠へと 

 

利根川を下って行った。 

 

 

犬川壮介と浜路は道節と落ち合うため、城主蟇田権頭の城下へと 

 

入った。 

 

町では芝居小屋がかかっていた、 

 

ここでまた女形である、お役者が 智 の玉を持っていた。犬坂毛野と名乗った。 

 

20年前に蟇田が負戦のあと、城下で暴れこんだ時に今の一座の座頭である 

 

時雨太夫が、殺された夫婦の赤子を引き取って育てたのが毛野であると。 

 

それとは知らずに蟇田は毛野に懸想していて 

 

一座を城中へ呼んでいた。 

 

一座が興行していると蟇田が遣わした浪人どもが暴れだし、そこへ 

 

一人の助っ人が現れた。 

 

その男の懐から 仁 の玉が転がり落ちた。 

 

呼ばれた城へ、毛野は敵討ちに行くという。 

 

壮介と仁の玉の持ち主である犬江親兵衛は一座に同行した。 

 

 

一方、信乃と現八と小文五は、下野の国網苧の里へと入ろうとしていた。 

 

がこの先の峠には化け物が出ると茶店のオヤジがいう。 

 

赤岩一角と名乗る幽霊がいた。 

 

聞けば自分を殺した化け者が自分に成り代わり屋敷に住んでいる。 

 

息子はおそらくその化け猫を親のわしだと思っておる。 

 

どうか化けモノを退治して息子とその嫁を助けてやってくれという。 

 

転がるしゃれこうべの間に生々しい血の跡が続いていた。 

 

それは赤岩の屋敷まで続いていた。 

 

化け猫は息子の嫁にこれまた懸想していた。 

 

踏み込んだ三人は真実を知らせ、怒り狂った化け猫は暴れたが、信乃たちの刃(やいば)には 

 

勝てなかった。 

  

その息子も 礼 の 玉を持っていた。名を犬村大角。 

 

妻雛乃にきっと一角(ひとかど)の武士になると誓い、また四人は固く手を 

 

握りあうのだった。 

 

 

毛野たちは蟇田権頭の城で大暴れをしていた。親の敵と・・・・ 

 

戦いは道節が突然現れたことによって、不利を免れたが、 

 

毛野の敵の権頭は馬に乗って逃げた・・・・ 

 

 

 

浜路は芝居小屋の前で信乃のことを案じているところで大法師と出会った。 二人は

 

権頭の城へと向かったが、権頭の逃げるところに出くわした。 

 

”んん  戦場で相まみえるであろう 放っておけ!”と大法師はつぶやいた・ 

 

 

かくして八人と浜路はやっと出会えたのである。 

 

里見の瀧田城で青比丘の化身青蝙蝠が何度も威嚇していた・・・ 

 

 

 

皆が、城にもうすぐというところで休んでいると、こちらには半蛇人が襲ってきた。 

 

気を失った浜路の懐のお守りを見つけた大法師。 

 

これは鷲に連れ去られた浜姫さまのもの。義道の姉上さま 浜姫様なるぞ。 

 

目を覚ました浜路は犬が吠えるのを聞いたという。 

 

浜姫と言われても、浜路は信乃が好きだ。普通の娘でよいと思い、その心は複雑である。 

 

 

そして里見の城に扇谷、蟇田の軍勢が攻め込み始めた。 

 

ここからはさあさあ八犬士の活躍が始まるわけで、東映得意のチャンバラが 

 

豪快に繰り広げられます。 

 

 

ラストが夢があっていいんですよ。ほっこりします。 

 

七色ではなく八色の虹がかかるんです。 

 

その虹の上に亡き大殿、義実と八房がいるんです。 

 

大殿は手を振りながらにっこりとほほ笑んで、八房はお行儀よくおすわりです。 

 

めでたしめでたし。 

 

 

 

第二部  妖怪の乱舞 

 

第三部  八剣士の凱歌    

 

      オワリ 

 

 

このころの東映でもそう、大映でもそう、会社が役者を抱えているから、

 

会社が役者を育てている。会社の撮影所が使えている。

 

東映城のお姫様女優もそう。

 

にわか仕込みの女優さんとは違って育てられていますよね。

 

殺陣もしかり、今の時代劇の殺陣もダイナミックですごいと思うのですが、

 

このころの殺陣って舞の要素が入ってるのか、美しいと感じるんですね。

 

それにしても  伏見扇太郎さん  このころ従姉がファンでしてね。

 

澤村精四郎さん、その後、『白鳥の騎士』とか連続テレビ時代劇にお出になって美しかったですよん。

 

南郷京之介さん、尾上鯉之助さん、懐かしいですね。

 

山手宏太郎さんは前は山手宏さんで山城新伍さんの『風小僧』だか、出演されていたのを思い出します。

 

それと里見浩太朗さん、

 

中学校の下校時に後ろを歩いていた同級生の女子の声、今、里見浩太朗がいいよね!って言ってたのも

 

思い出しました。あの頃アイドルだったんですよ、今はもう御大なんて言われていますが・・・・

 

プロデユーサーも監督も俳優も会社の人たちが一丸となってやる映画は贅沢なつくりでしたな。

 

今、再放送の朝ドラ  『オードリー』を見ているのですが、東映、大映などの撮影所の裏が

 

今思うとああそうなんだったと興味津々で見ています。

 

今日も読んでいただいてありがとうございました。

ランキングに参加しています。ポチっと押していただけたら嬉しゅうございます。

       ↓

にほんブログ村 映画ブログ 映画備忘録へ
にほんブログ村