(グッドナイトムーン)・・クリスマス映画特集 最終便 ・1998年度 クリス・コロンバス監督 | 吐夢の映画日記と日々の雑感

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懐かしい名画、最近の気になる映画、映画への思いなどを綴っています。特に好きなフランス映画のことを書いていきたいです。

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(グッドナイトムーン)

 


こんばんは。いつもご訪問いただきましてありがとうございます。
クリスマス映画特集として勝手に楽しんで書いていますが
まあひとり楽しんでも良いかなっと。

 

  グッドナイトムーン
原題は  STEPMOM
継母という意味

 

継母って 先妻がいなくなってから存在するもの   なはずなのに
本作品では

 

実母ジャッキー(スーザン・サランドン)が不治の病にかかり
若い継母イザベル(ジュリア・ロバーツ)は彼女と不穏なやりとりをしながらも
新しい家族と実母のありのままをを受け入れながら
自分流に消化して、また
観察しながら
母として、女性として、人間として成長し、
母を受け継いでゆくという
新しい家族のあり方を描いた良質なアメリカ映画です。

 

このファミリードラマでは、クリスマスがどういう形で関わってくるか?

 

ジュリア.ロバーツを美しいと思ったことはなかったが、

 

この作品の彼女は キレイ  です。

 

こういったファミリードラマは好きな部類の映画です・


監督がクリス.コロンバスと聞いて見た作品でしたが、
ハリポタの監督はこれより三年後なんですね。

 

継母として、二人の子供・・・
12歳の長女のアンナとの不穏な関係、
(7歳の長男のベンは差ほどでもないが)。

 

作品は子供を介在としてサランドンとロバーツの
妬みやプライドや夫を取られた悔しさ、また懐かない子供を先導するジャッキーへ
の腹立たしさなどなど女の醜さ、かわいらしさ わがまま、
いろんな葛藤をぶつけ合う闘いを経て

 

相手を理解することの大切さやさしさの成長が
テーマだと思います。

 

さて、ストーリーを・・・・
キャスト
イザベル・・・・ジュリア・ロバーツ
ジャッキ・・・・スーザン・サランドン
ルーク・・・・・エド・ハリス
アンナ・・・・・ジェナ・マローン
ベン・・・・・・リアム・エイケン

 

ニューヨークで活躍する、売れっ子の女性カメラマンイザベラは親子ほど
年の違う弁護士・ルークと愛し合うようになって
同棲を始めました。

 

けれども
ルークには前妻・ジャッキーとの間に、十二歳の娘・アンナと、
七歳の息子・ベンの2人の子どもがいます。

 

 ルークと前妻のジャッキーは、離婚後も交代で子どもたちを育てていました。

 

ジャッキーは完璧な家庭的な母親なのですが
気は強く、口の減らない女性でした・

 

イザベラは仕事では切れ者ですが、家事は今一かもしれません。でも
物事を冷静に見る性格。

 

子供を懐かせないよう、ジャッキーは何かとイザベルに因縁をつけ、
イザベルをあおります・

 

イザベルはアンナとベンの気持ちを理解し掴もうと努力はするものの、
アンナに至ってはイザベルが家の中に居ることさえ気に入らないほど嫌っている。

 

それほど思春期にさしかかっているアンナの反発が大きいのです。

 

アンナがどんな洋服を着たいとか今まで一緒に暮らして来たジャッキーが

 

全てを把握しているのに、行き届かないイザベルに口答えばかり。

 

アンナは学校の先生に「両親が復縁して引っ越す」などと嘘をついて
ジャッキーとルークを困らせた・

 

 仕事で多忙なイザベルですが
それでも子どもたちに好かれようと
ジャッキーに頼まれて子供たちの学校への送り迎えなど
努力します。  そんな中で

 

ルークがイザベルにプロポーズし、二人は結婚を決めました。
が、
ジャッキーは

 

がんの再発の宣告を受けていました。

 

1年前に、手術で腫瘍を全摘したはずだったのですが、
癌の再発が見つかったのでした・

 

すでにリンパ節への転移が何箇所か見つかり
がん細胞は全身に散らばっていました。

 

がんの進行を遅らせるため、女性の友人チャーリの協力を得て
化学療法を受けることにしました。

 

そのことをルークに相談しようとしたところ先に
ルークから再婚の決意を聞かされたジャッキーは、

 

今までずっと張り合ってきたイザベルとの関係を考え直すのでした。

 

ジャッキーはイザベルと向き合うといつもお互いの行き届かないところ

 

また若さゆえアンナの心のつぼを掴んでしまうイザベルに反発ばかりしていたが

 

自分やジャッキーよりも何より優先して子供たちのことを考えていると
言い切ったイザベルに、

 

ジャッキーはイザベルのことを見直すのでした・

 

 自分とはまるで違うイザベルだけど
ジャッキーは、自分が亡くなった後の子どもたちを
彼女に託そうと、考え直したのでした。

 

゛イザベルのよいところを探してごらん゛と
アンナに助言したジャッキーは、自分でも

 

イザベルの良さを探し始めていました。すると、

 

二十歳も年下であるイザベルなのに
いい加減に見えていたが

 

実はしっかり者、頭の回転も良く、仕事のできる女性で、ファッションやロックに
も精通した楽しい女性だと分かります。

 

病気がきっかけで、変わったジャッキーにイザベルも素直に

 

彼女と接することができるようになりました。

 

すると大人の背中を見ているアンナも素直にイザベルに接するように
なったのですね。

 

ジャッキーは死期が遠くないことをイザベルに告げました。
ルークと一緒に、子どもたちに真実を告げます。

 

イザベルは仕事を辞めて、ジャッキーとアンナ、ベンたちの生きた証を記録に残す
べく家族の写真を撮り始めます。

 

ジャッキーもイザベルに、
アンナやベンの出産時の苦労などを話して聞かせました。
ベンはいつも手品師の真似をして周囲を和ませます。

 

ジャッキーはイザベルに言いました。
陣痛の二時間後にすっと生まれておっぱいを吸っていた。
あの子が包まった毛布はマントのようだったわ・・・と・

 

アンナは生まれるまで28時間もかかり帝王切開にしようとしたが
自分のペースでゆっくりと生まれてきたわ!!だから焦らないで!!

 

イザベルは感慨深そうに゛しっかり覚えておくわ゛と言って納得の
笑みを浮かべたのでした・

クリスマスイヴ・・・・ジャッキーはクリスマスまで生きられたのでした。
彼女は
パッチワークでこしらえたマントをベンに着せた・

 

自分が居なくなっても大丈夫と言い聞かせると
ベンはジャッキーに  ゛パパに僕の靴の紐の結び方を教えておいてね゛
とツリーの飾ってある階下へと降りていった。

 

アンナにはキルトのベッドカバーを・・・布にはこれまで生きてきた

 

写真や記念のメモリーがキルトされていたのでした。

 

クリスマスの日、集まったルーク、ジャッキー、アンナ、ベンの集合写真を、

 

イザベルは撮影します。そして
ジャッキーは
゛今度は家族写真を撮って ゛

 

イザベルに゛あなたもよ゛と・・・・・・

 

タイマーをセットしてジャッキーの隣に座りました。

 

ジャッキーはイザベルの肩を抱き、イザベルはその手を握り返したのでした。

ジャッキーとアンナとベンがジャッキーの部屋で
歌い踊る 曲、ラストにも流れる心地よい曲は
ソングライター、アシュフォード&シンプソンの
最大の名曲『エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ』だったようで
歌っているのはソウルシンガーのマーヴィン・ゲイとタミー・テレルです。