世田谷美術館で開催されている「こぐまちゃんとしろくまちゃん 絵本作家わかやまけんの世界」に行ってきました。
こぐまちゃんシリーズは、ロングセラーで見慣れた絵本でしたので、作家わかやまけんさんのことを、分かっていたつもりでしたが、今回美術館を訪れて、わかやまけんさんの知られざる魅力に引き込まれました
こぐまちゃんシリーズの第1作目は、1970年の「こぐまちゃんおはよう」です。
2~3歳の基本的な生活習慣が描かれています。
丁度、わかやまけんさんの長男が同じ年齢だったことから、長男を観察しながら制作したそうです。
一番人気の「しろくまちゃんのほっとけーき」は、1972年に発行されました。
家に遊びに来た子ども達が、ホットケーキが焼けるのを、わくわくする姿で見つめていた様子をみて、この絵本をひらめいたそうです。
この絵本は、発行時の絵と差し変わったところが何カ所かあるそうです。
例えば、冷蔵庫は、ボタンがある古いタイプの冷蔵庫だったらしく、途中でボタンのない新しいタイプの冷蔵庫に変更されたそうです。
あと、ホットケーキの焼ける順番の絵も、最後のフライパンの意味が分からないという方がいて、お皿に変更になったみたいです。
わかやまけんさんは、こぐまちゃんシリーズだけではなく、紙芝居や、その他沢山の絵本を出されています。
中でも私が感動した絵本は、「おばけのどろんどろんとぴかぴかおばけ」です。
コウモリは、おばけのどろろんと遊んでいるほたるを食べようとしてます。
たいへん!
しかし、ほたるがコウモリをやっつけるのです。
あの小さいほたるは、どうやってコウモリをやっつけたのでしょうか・・?
ネタバレになってしまうので、書きませんが、皆で力を合わせれば強くなる。スイミーのようなお話です。
これは、第4回にっぽん絵本賞を受賞されています。
その他、感動した絵本を何冊か紹介。
この「あかべこのおはなし」は、東日本大震災以降、美しい福島を多くの人に知って欲しいと20年ぶりに復行された絵本だそうです。
帰りには、恒例の?お土産売り場へGO!
(これも楽しみ💕)
なんと、わかやまけんさんの「手袋を買いに」があったのです!
始めてみました!
叫びました(笑)
しかし、売り切れ💦
でも欲しかったので展示品を買いました(笑)
挿し絵が分かりやすく、おじいさんがきつねに手袋を売るシーンなんかは、きつねの手がドアの隙間から見えるんですよね。。何とも言えず可愛い絵です。
あと、お土産売り場には、置かれていませんでしたが、わかやまけんさんは、新美南吉の「ごんぎつね」も描かれています。
買ったお土産
↓
ちょっと買いすぎました💦
今回は、友人と行ったので、帰りには美術館内のレストランでランチをして、久々の長話リフレッシュ
外は大雨でしたが、行きも帰りも歩いてる時には雨はピタリとやみ、なんとラッキーな1日でした