毎日、暑い日が続きますね。
あまりにも暑いので、涼を求めて山中湖まで行ってきました。
東京は37℃でしたが、山中湖は27℃。
涼しかったです。
しかし、コンクリートはまだ熱く、連れて行った犬を歩かせることが出来なかった為、さらに涼を求めて富士5号目まで行ってきました。
富士5合目まで行くと24℃と涼しく、犬もやっと歩かせることが出来ました。
富士山、真っ黒でした!
頂上に雪が積もっている富士山をどうしてもイメージしてしまいますが、黒い富士山も格好いいですね。
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さてさて、先週の読み聞かせ。
3年生に「紙芝居」を読みました。
「花の木村と盗人たち」
新美南吉・原作
岡野 和 ・絵と脚本
この物語は、新美南吉原作の作品なんです。そして、岡野和さんが脚本を書かれています。
原作に忠実で、とても良く出来た脚本だと思います。
素敵なお話なんですよ。
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花の木村に5人の盗人がやってきます。
頭はベテランの盗人ですが、他の4人は、盗人になったばかりの者でした。
なので、ヘマばかりします。
そして、弟子を盗みに行かせて、休んでいた頭は、その村の小さい男の子に出会います。
その男の子から、一頭の牛を預けられた頭は、初めて人から信用された嬉しさに涙を流してしまいます。
そしてその後、頭は今までの自分と変わるのでした。
それがどのようなものであったのか。。
ラストも新美南吉らしくほっこりさせてくれます。
この原作は、青空文庫でも読めますが、紙芝居になっても十分聞き応えがあります。
紙芝居になると一般的に内容が浅くなってしまいがちですが、この紙芝居は聞き応えが十分あります。
登場人物が沢山出てきますので、何人かで読むのも楽しいかもしれませんね。
この物語を読んで、かこさとしの「どろぼうがっこう」を思い出しました。
この中にも、ヘマばかりする泥棒が沢山出てきます。
泥棒学校の生徒が長靴を持ってきました!と先生に報告すると、ナント、自分の家から持ってきたというのです。
それでは、泥棒したとは言えませんよね。
こちらは、ユーモアたっぷり!最後も笑ってしまいます。
泥棒が出てくる絵本は、沢山ありますが、最近出版の絵本にはあまり泥棒は出てこないような気がします。
時代なのでしょうか。
子ども達が自ら手に取る絵本は好みで偏ってしまいがちですが、
学校での読み聞かせは、ある意味強制的に聞いて貰うので(笑)
多くのジャンルに触れることになるでしょう。
だから良いと思っています。
いつまでも学校での読み聞かせが続き、そして、紙芝居も日本の文化としていつまでも残っていて欲しいです。