立川に「PLAY!MUSEUM」という美術館があります。
2020年にオープンして以来、ずーーっと気になっていました。
そして、2021年4月からは「ぐりとぐら しあわせの本」展を開催していて、
今年の3月末で終了らしく、気付けば残り一週間
慌てて行ってきました
そこは、「絵とことば」をテーマに大人も子どもも楽しめる美術館で、有名な絵本作家を紹介する年間展示(現在・ぐりとぐら)と、新しい視点のクリエイターやアートを特集する企画展示(現在・動物会議)の、ふたつの展覧会を同時に見ることができました。
年間展示「ぐりとぐら」では、子どもも大人も絵本の中に飛びこんで、その世界をたっぷり味わうことができ、まるで絵本の一場面に入り込んでしまったかのような空間になっていました。
中川・山脇姉妹の第一作となる『ぐりとぐら』は、
二匹が見つけた大きなたまごから、大きなカステラを作るというストーリー。
なかがわりえこ・おおむらゆりこ/作
福音館書店
ホットケーキが登場する『ちびくろ・さんぼ』が子供たちに人気だったことから、
ホットケーキより美味しいものということでカステラを登場させたらしいです。
見終わってからの楽しみ
なんと、絵本に出てくるカステラを常駐しているカフェで食べることが出来るのです!
うふふ
食べてきましたよん。
可愛い
カステラの真ん中には、大きなバターが。
暖かいカステラにシロップをかけて美味しくいただきました。
いくつになっても、気持ちだけは少女です(笑)
カフェラテのラテアートも可愛すぎました
楽しい思い出になりました
そして、
美術館の企画展示の方を少し紹介しますね。
ここでは、名作絵本『動物会議』(1949年)をテーマに、
8人のアーティストが再構成して絵本の第1~7幕までを話に合わせて、
作品(ぬいぐるみ・イラスト・アニメーション・造形・映像・現代美術・絵画)を展示してあります。
動物会議の絵本は読んだことがありませんでしたが、
戦争をやめない愚かな人間を痛烈に批判する物語です。
作者・ケストナーは第二次世界大戦のあと、ユーモアあふれる絵本を通して、
人間にとって最も大切な価値を子どもたちに伝えようとしました。
絵本の世界は動物が出てくることが多いです。
これは、子供たちに親しみをもって物語を分かりやすくする為なのでしょうか。
エピローグには、ヨシタケシンスケさんのイラストとメッセージが添えられています。
子どもたちの純粋な気持ち。
どうか、壊さないでください。
これから大人になる子供たちの為に、明るい明日が待っていますように