「かこさとし」さんは、東大の工学部出身で、最終学位は工学博士(東工大)で技術系の最高難度の資格といわれる技術士も化学分野で取得されている一流のエンジニアであり科学者でもあります。
卒業後は研究職を続けるかたわら、児童向け人形劇や紙芝居活動を行っていました。
47歳で研究職を辞め、その後もいろいろな大学で非常勤講師などを務めました。
そのような理系人間「かこさとし」さんが絵本の道で大成功したのです!
子供たちの為に一生懸命に絵本や紙芝居の創作にあたっていた「かこさとし」さん。
原画展に行って学習絵本の数の多さにびっくりしました!
代表作の「だるまちゃんとてんぐちゃん」とか「からすのパンやさん」などのユーモラスな絵本の他、専門知識を生かして子供向けに、科学や学習絵本を数多くだしていたのです。
細かいタッチや詳しい解説で説明しているので子供にも分かりやすく、そして大人が読んでも改めて知ることも多く勉強になります。
戦後の時代、平和を願う人々に希望を与え多くの子供たちから愛されてきました。
そんな「かこさとし」さんは、2018年に92歳で亡くなっていますが、その亡くなる直前まで手掛けていた絵本は「みずとはなんじゃ?」です。
完成まで待たずにかこさんはお亡くなりになってしまいましたが、かこさんから本作の完成を託された絵本作家の「鈴木まもる」さんによって絵本が完成しました。
最後まで夢を持ち続けて。
私は2冊の絵本を購入しました。
・「どろぼうがっこう」
・「ならの大仏さま」
「ならの大仏さま」は、予想外の買い物でした(笑)
「奈良の大仏」が何故できたか…
また、どのように作られたか、77ページにわたって説明してあります。
完全な歴史の本です。
小さな子供には少し難しいかもしれませんが、大人がじっくりと向き合って読んであげると楽しい時間が過ごせると思います。
私はこれからじっくりと楽しみながら読んでいきます。
昨日は早速「どろぼうがっこう」を小学校で読みました。
時代は変わっても伝えていきたいものは変わりません。
かこさんの作品はこれからも生き続けていきます。